五稜郭タワー(中野恒社長)は22日、展望台窓ガラスの清掃作業を始めた。五稜郭公園で咲くサクラをより美しく見てもらおうと、この時期恒例の作業。作業員が3人が黄砂などで汚れたガラスをきれいにした。
展望台の窓ガラスは5面に315枚(総面積約875平方メートル)あり、窓ガラスの清掃作業は毎年春の大型連休前、夏のお盆前、五稜郭の紅葉時期前の3回実施。屋上から吊り下げられたゴンドラに乗った3人がクロスやワイパーを使い1枚1枚の手作業で行う。作業は23日も行う予定。
初日は午前9時半ごろから箱館奉行所を見下ろす側で始まり、大勢の観光客がサクラが開花した五稜郭と珍しい作業を見入っていた。苫小牧市の主婦、河瀬亜希さん(44)は「バル街(21日)を楽しんだ後にタワーに来たが、運良く作業を見ることができた。ガラスがきれいになったのはよく分かった」と話していた。(山崎純一)