【北斗】北海道新幹線の26日開業に向け、市観光協会(佐々木博史会長)は4日、新函館北斗駅2階の観光案内所で、初の現場実践型研修を行った。19日のグランドオープンから活動する窓口スタッフ女性3人が、接客シーンを想定した実習形式で、基礎から応用までみっちり学んだ。
3人は北斗出身の勘田眞綾さん(22)と森井はるなさん(38)、函館出身の十文字恵梨さん(28)で、2月に市観光協会臨時職員として採用された。同所は、南北海道初となる日本政府観光局(JNTO)の外国人観光案内所のカテゴリー2認定を申請している。
ビジネスマナーやコミュニケーションスキルを指導する青山プロダクション(札幌)の青山夕香社長が講師となり、観光や宿泊案内、二次交通の利用方法などについて、お客の満足を考えた接客対応を教えた。例えば、市内のきじひき高原やトラピスト修道院への行き方を尋ねられた場合、青山社長は「レンタカーやタクシー、バスなど選択肢をたくさん提示することが大切」とアドバイスした。
十文字さんは「全国、海外から訪れるお客さまが、また北斗に来たいと思ってもらえるよう頑張りたい」と笑顔を見せていた。これまで札幌駅や新青森駅の観光案内所でも研修したほか、17日にも2回目の実践型研修を行い、本格オープンに備える。(山崎大和)