3月26日の北海道新幹線開業に向け、JRグループ協定旅館ホテル連盟(JR旅連)北海道地域本部は23日から3日間、東北、関東の主要駅で街頭PRを実施する。22日には函館市内のホテルで決起集会を開き、新幹線時代に向け、結束を固めた。
街頭PRは北海道新幹線の利用と誘客促進を目的に仙台、盛岡、宇都宮、上野など8駅で実施。会員ら約50人が参加し、道内各地の名所やグルメなどを紹介する観光パンフレット「ぎゅぎゅっと北海道」や北海道新幹線グッズなどを計1万セット配布する。また、横浜駅ではH5系の最上級車両グランクラスのシートも展示する。
決起集会には会員ほかJRグループ、自治体、観光団体関係者ら約70人が出席。JR旅連函館支部の金道太朗支部長は「あと1カ月あまりで、待ちに待った北海道新幹線が開業する。開業効果を最大限に生かすため、皆さまとの意思統一や情報交換を図っていきたい」と力を込めた。JR北海道函館支社の安藤健一支社長は「開業日はゴールではなくスタート。多くの方に北海道に来ていただくため、皆さんの思いを結集し、一丸となって取り組んでいきましょう」と呼び掛けた。(金子真人)