3月26日の北海道新幹線開業を契機に、道南産品の販路拡大を目指す「函館・みなみ北海道特産食品展示商談会」(実行委主催)が6月29日、函館アリーナで開かれることが決まった。水産加工品をメーンに、農畜産品や菓子など道南の食を一堂に集め、全国各地のバイヤーにPRする。
新幹線開業効果を生かした道南産品の販路開拓を目的に、道南の農水団体や銀行、自治体など10団体で実行委を組織。100社程度の出展を予定しており、全国の百貨店、卸売り、外食などのバイヤー1500人の来場を見込んでいる。総事業費1500万円で、道の「地域づくり総合交付金」を活用する予定。今月下旬までに出展者の募集を開始する。
10日、函館市国際水産・海洋総合研究センターで第1回実行委員会が開かれ、委員長に函館特産食品工業協同組合理事長の古伏脇隆二氏(54)を選出したほか、事業計画やスケジュールなどを確認した。
古伏脇委員長は「北海道新幹線の開業は道南を全国にアピールできるまたとないチャンス。大きな企業から個人事業主までが参加できる展示商談会を実施し、地域の振興につなげていきたい」と力を込めた。(金子真人)