函館、青森、弘前、八戸の青函4市でつくる青函圏観光都市会議は4月8日に開幕する周遊促進事業「青函圏周遊博」の総合ガイドブック春夏号を発行した。イベントアンバサダーを務める俳優の石原良純さんが青函圏の魅力を発信。4市を周遊するモデル観光コースを掲載した。
北海道新幹線の開業で移動時間が短縮となる4市の観光振興につなげる周遊博は「ぐっとくる旅 青森・弘前・八戸・函館」をテーマに4月8日から来年2月28日まで開催する。
ガイドブックは自然景観や祭り、グルメなどのテーマで4市の魅力をそれぞれ紹介。3つのモデルコースのうち、4泊5日の旅は、八戸市からスタートし、種差海岸(八戸)、三内丸山遺跡(青森)、ハイカラ洋館めぐり(弘前)、函館朝市(函館)などを網羅。観桜スポット、夏まつりをテーマとしたコース、周辺地域の見どころも掲載した。
A4版フルカラー、18ページで10万部発行。17日まで東京ドームで開かれた「ふるさと祭り東京」で一部、配布した。今後、JR東日本・北海道のエリア内で配布する。開幕後は、特産品などが当たるスタンプラリーの開催やお得なクーポンの発行、首都圏発行の旅行誌上でのモニターツアー開催などを予定。5月にはガイドブックの秋冬号の発行も予定する。市観光推進課は「4市周遊の魅力をたっぷり掲載している。4市を巡る旅行の動機付けにしてもらいたい」としている。(今井正一)