七飯町が姉妹都市・香川県三木町との間で実施している人事交流「第2期職員相互派遣」で、2014年から三木町より派遣された蓮井雄介さん(31)が、3月末で任期を終え同町へ帰還する。
七飯で過ごした2年間について「初めは不安や戸惑いがあったが、町民の皆さんをはじめ多くの人に助けられ、あっという間の2年間だった」と笑顔を見せる。
14年4月から町教委生涯教育課に配属され、子どもたちと接する機会が多かった。2月5~8日に行われた「三木町小学生との交流事業」では、両町の子どもたちによる交流に同行。大沼公園でのワカサギ釣りや、「第50回大沼函館雪と氷の祭典」に参加し、子どもたちの笑顔を見守った。2年連続で携わった「成人式」では「町教委で実行委員を募り、イベントの運営、記念品準備など大変だったが、貴重な経験をさせてもらった」と振り返る。
三木町に戻ってからは「この2年間で体験した七飯町の良さを、三木町の多くの人に伝えたい」と力を込める。「今後も、七飯町の人に三木町の良さを知ってもらいたい。2町の交流がもっと盛んになれば」と願っている。(野口賢清)