臥牛山12月16日・トランプ氏

 誰しも、言いたいことをグッと飲み込んで言えなかった、という経験はないだろうか。言ってしまうと他人を傷つけたり不快にさせたりすることが明白だったり、立場上言えないこともある▼だが「そんなのお構いなし」といわんばかりの人物が海の向こうにいる。ドナルド・トランプ氏。米国の不動産王にして、来年の次期米大統領選で野党・共和党から出馬を目指す。数々の暴言で物議を醸しながらも、共和党内で支持率トップをひた走る▼「メキシコは問題のある人物を米国に送り込んでいる」などと移民や非白人への罵詈(ばり)雑言を繰り返し、主に白人労働者層からの支持が厚いという。「東京の街をシボレーが走っていない」など、日本に対しても激しく口撃を浴びせている▼さらにイスラム教徒の米国への入国を禁止すべきだとの主張を始めた。さすがにこの発言は世界各国に波紋を呼び、英国では入国禁止措置を求める署名が数多く集まり、さしもの氏も釈明に追われている▼その中身はともかくとして、歯切れのいい発言は人々の共感を呼びやすいが、あくまで責任を問われない中での言動でしかない。彼がもしも当選したらどうなるのか…考えただけで恐ろしくなる。(C)

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