臥牛山4月20日・熊本への支援
数年前、海外から帰国する深夜便で、冷房で寒かったが疲れで熟睡してしまい7時間。朝起きるとふくらはぎや膝が痛い。函館で医者に診てもらうと軽度なエコノミークラス症候群だった▼若いころ約10年間、三重県で自動車レース撮影のため、駐車場で車中泊を最高で5泊した。毎朝起きたら体が痛く、春と秋は寒く、夏は蚊が入るので窓は開けられないが、アイドリング禁止で冷暖房は使えない。風呂もない▼函館で生まれ育ち、ご主人の出身地熊本市南区に住む知人の30代女性は、14日の地震発生以来、自宅の集合住宅では怖くて、小学1年生の子どもと親子3人で車内泊を続けている。エコノミークラス症候群の怖さを語るも、16日には「食べ物がない」と訴えた▼個人宛てで支援物資の送付は可能で、乾麺を梱包したが、運送会社が熊本への宅配受け付けを一時中止したので送れなかった。19日に宅急便が再開し、送ったら「きょうから水道が止まった。次は水を」▼現地へ支援に向かいたい人も多いはず。熊本県内では支援ボランティアの受け入れ体制が整いつつあり、受け付けも始まる。支援物資の送り方も決まりごとがある。支援は急務だが被災地に負担が掛からないことが重要だ。(R)