臥牛山1月22日・羽月ちゃん

 羽月ちゃんは下を向き、両手をそろえ、正座する狭山市の女の子。正座すると
母親に怒られないと思ったのか。3歳になると、遊んで、食べて、はしゃいで楽しいはずなのに、22歳の母親と同居する24歳の男性から虐待を受けて…▼やせ細った体に複数のあざ、胃には食べ物はなく、死亡する2日以前から食事を与えてもらえなかった。母親らは羽月ちゃんを一人で残したまま外出、LINEで「帰ったら(虐待を)やろう」とやり取り▼顔には熱湯をかけられたとみられるやけど痕。犬のリードのようなもので縛られ、閉じ込めるためか首にロープをくくりつけるような金具も付いていた▼昨秋から凄惨(せいさん)な虐待が日常化。布団に巻かれて玄関前に放り出されたことも。近所の住民は「ドンドンという音が毎日のように聞こえ、開けて、開けて」と泣け叫ぶ声を聞いている。接触した警官は羽月ちゃんのけがを確認できず、児童相談所にも通告しなかった▼救えなかった幼い命。熱湯をかけられ、さぞ熱かっただろう。屋外に放置され、さぞ寒かっただろう。祖父母はいなかったのか。かわいい盛りの孫の顔を見てほしかった。羽月ちゃんの「痛々しい正座」のSOSは届かなかった。(M)

      臥牛山

      最新記事

      函館新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      9月26日のイベント情報

      北海道胆振東部地震の影響によりイベント中止および延期となっている場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。
      2018 大学進学説明会