函館空港(高松町)国内線旅客ターミナルビル2階搭乗者待合室内に23日、カフェ&ダイナー「FLIGHT FRY(フライトフライ)」がオープンした。道南の名店や地元企業とのコラボレーションで、地域の魅力が感じられるようメニューを一新。また、30日には2階売店や3階レストランのリニューアルオープン、1階の観光案内所設置などを控え、地域とつながり、魅力が感じられる空港を目指す。
同空港では昨年3月から北海道エアポート(千歳市)による一体運営がスタート。空港ビル施設を運営する函館空港ビルデングは、地域連携で魅力を発信する「函館ソラボレーション」の理念のもと、昨年から空港内の直営店のリニューアルを計画してきた。
23日にオープンした「フライトフライ」では、せたな町産を中心としたジャガイモでつくる「FLIGHT POTATO(フライトポテト)」、老舗すき焼き店、阿さ利本店(宝来町)の揚げたてコロッケといったつまみをはじめ、乙部町の「ギルドエンデバー乙部追分ブリューイング」のクラフトビール、道内限定ビールのサッポロクラシックなどアルコールを提供。バターとガゴメコンブしょうゆで味付けしたご飯に岩のりを乗せた「NORIBENTO(ノリベントー)」のほか、季節のスープ、リゾットもあり、約60種類のメニューをそろえる。午前7時45分~午後7時40分で営業し、同空港ビルデング事業推進管理課の西山佳秀さんは「フライトの直前まで北海道らしさを味わってほしい。ぜひ気軽に利用を」とPRする。
また、レストランでは、30日のリニューアルで阿さ利本店や老舗レストラン、五島軒とのコラボレーションメニュー、道産牛を使ったハンバーグ、ローストビーフ丼などを提供。土産物を扱う2階売店も装いを新たにオープンする。(飯尾遼太)