北海道エアシステム(HAC)が所有する「SAAB(サーブ)340B型機」2号機(機番JA02HC)が26日、定期便の就航を終了した。函館空港へは丘珠(札幌)発着1往復(2741便、2740便)がラストフライトで、同空港周辺では最後の姿をカメラに収めようとするファンが見られた。
サーブ340B型機は、日本航空(JAL)グループ最小の機体で、HACでは1998年から順次導入し、2号機は同年5月に路線投入。計3機体制で延べ約385万人が利用。昨年12月に3号機、今年9月に1号機がそれぞれ退役、この日で国内の航空会社から姿を消すこととなった。
2号機は27日、チャーター便として丘珠から鹿児島へ向かい最終フライトとなる。HACの路線は今後、2020年から導入が始まった新型機「ATR42―600」(48席)が運航する。(山崎純一)