全日空(ANA)函館空港所(畑雅彦所長)は2日、例年「函館港まつり」で踊られる「函館いか踊り」をANAスタッフが搭乗客に披露し、函館らしさをPRするとともに、祭り気分を届けた。
新型コロナウイルスの影響で、港まつりなど夏の催しが中止となる中、搭乗客に夏を感じ、楽しんでもらいたいと企画。ANA旅客スタッフが発案し、本来ならば港まつりの開催期間中である同日に実施した。
この日は午後2時10分発、伊丹行きの便の出発に合わせ、スタッフ13人がそろいの法被で駐機場に並び、機内へとつながる搭乗橋を歩く利用客約100人に向け、いか踊りを披露。利用客は手を振ったり、写真に収めたりしてスタッフによるもてなしを楽しんでいた。午後4時45分発、羽田行きの便の出発時にも披露した。
発案した旅客スタッフの竹内香怜さん(19)は「思った以上に喜んでもらえ、やって良かった。暑い中だったが、自分たちも楽しく踊れた」と話していた。(飯尾遼太)