函館山ロープウェイ(竹村隆社長)は18日、搭乗者数が5000万人を突破した。1958年11月の開業から57年目の記録で、祝福セレモニーを行った。
5000万人目となったのは、この日初めて函館を訪れた愛知県の自営業小山智充さん(29)、妻の絵実さん(31)、長女のひまわりちゃん(1)、小山さんの父で大阪府の会社員博嗣さん(59)、小山さんの兄で東京都の大学専任講師桂史さん(31)の家族5人。
セレモニーでは、小山さん家族がくす玉を割り、竹村社長らから花束や記念品が贈られた。桂史さんは「5000万人目となり、うれしい」、博嗣さんは「21日に還暦を迎えるのに合わせて、サプライズで函館旅行を企画してもらい、今日もまたびっくりで、最高です」と笑顔で話した。
同社によると来年1、2月ごろを見込んでいたが、今年は外国人客の来場者数が上半期に続いて下半期も好調で、年内に達成できたという。竹村社長は「来年は北海道新幹線開業に伴い、多くの旅行客が訪れることが予想されるが、混雑なくおもてなしできるようにしていきたい」と話した。(能代俊貴)