日本航空(JAL)と全日空(ANA)は18日から、函館空港でJALとANA共同運航のAIRDO(エアドゥ)双方の羽田行きの便を見送っている。19日は冷たい風が吹きつける中、「函館から世界を元気に! がんばろうニッポン!」の文字が書かれた横断幕を掲げ、乗客へ感謝の気持ちを伝えた。
日ごろは各社の社員が自社便を見送るが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が続き、飛行機の利用者が減る中でも移動しなければならない人を応援しようと実施。道内で新千歳空港でも行っており、函館空港では22日までを予定している。
羽田-函館便は5月末まで、ANAは全便欠航中。JAL、エアドゥはともに1日1往復のみ運航中。19日の函館空港は気温7度前後と肌寒い中、JAL、ANAの地上係員らが駐機場に出て乗客に手を振っていた。
両便を見送ったJAL函館支店の岩崎景生支店長は「現在の状況でも搭乗される皆さまに感謝を込めた」、ANA函館空港所の畑雅彦所長は「また利用していただくため、できることをしたい」と話した。(山崎純一)