春の大型連休を前に、五稜郭タワー(函館市五稜郭町、中野恒社長)は21日、展望台の窓ガラス清掃を実施した。地上90メートルの高さで窓を拭き上げる作業員の姿に、居合わせた観光客らは目を見張っていた。作業は22日も行う。
窓ガラスの清掃は行楽シーズンに合わせて年3回実施。3人の作業員が屋上から吊るした可動式ゴンドラに乗り、雑巾やワイパーを使って計315枚の窓ガラスを丁寧に磨き上げている。
大阪府堺市から訪れた山田美恵さん(67)は「見ているだけで怖くなる。平然と作業している姿がすごい」と驚いた様子。同社は「これから開花を迎える五稜郭公園のサクラなどの景色を、汚れの無いガラスで見ていただきたい」としている。(金子真人)