JR北海道は12日、北海道新幹線(新函館北斗―新青森間)の6月の利用者数が前年同月比21・5%減だったと発表した。一日平均の乗車人員は6200人で、4月以降20%前後の減少が続く。
減少幅は、前月と比べて1・1ポイント縮小。JR東日本が運営する50歳以上の会員組織「大人の休日倶楽部」向けのフリーパス対象期間だった6月22日~7月4日は、一日当たり7300人の利用があった。乗車人員は、新幹線開業前の在来線実績との比較で45・1%増加。乗車率は同8ポイント減の33%だった。
同社は「開業2年目で数字は落ち着きつつあるが、9月末まで実施する青森県・函館観光キャンペーンで多くの方々が利用することを期待したい」としている。
5月の鉄道運輸収入(速報値)は同3・1%減の54億2300万円。函館方面の特急利用者は同6・9%減だった。(山田大輔)