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奥凱航空、西安線2月3日で早くも運休へ

 昨年12月23日に就航した中国・奥凱航空(本社・北京市)の函館と西安を結ぶ国際定期線が2月3日を最後に運休することが10日、分かった。関係者によると、搭乗率の低迷が主な理由で、年明けに市に運休決定を伝えたという。中国での旅行需要期となる「春節」(旧正月、1月28日)を直前に控える中、就航からわずか半月でのスピード判断に市に困惑が広がっている。
 函館-西安線は北海道と中国内陸部を結ぶ初めての路線で、新たな観光需要の発掘につながると関係者は期待していた。同社は、昨年3月末、同5月15日の就航を発表したが、中国国内での調整の遅れなどが影響して延期となり、同12月までずれ込んでいた。当初計画では週3往復の運航を予定したが、実際には毎週金曜日の週1往復のみとなり、昨年12月23日の就航初便は180人乗りの機材(B737-800)で利用率は5割程度にとどまった。
 ただ、この時点で、同社日本代表事務所のインターアビエーションジャパンは、春節に向けて需要回復を見込んだほか、西安は歴代中国王朝の遺跡が周辺に数多く残る古都のひとつで、日本国内で航空券を販売できるよう調整を進めていることを示していた。
 今後、2月3日まで欠航なく運航した場合でもわずかに7往復にとどまる。撤退理由について同社は、利用率の見通しが立たず、路線の採算性が厳しいと判断したとする。当初就航予定の昨年5月時点では順調な予約があったとしており、就航時期の遅れが大きく響いたとみられる。
 函館と中国を結ぶ路線は昨年5月に別の航空会社の北京、杭州を結ぶ路線が相次いで運休。中国の航空会社間では、発着枠確保の競争が厳しく、より採算性の高い路線に即時に切り替える傾向にあるという。
 撤退決定について、市港湾空港部の國安秀範部長は「非常に残念だが、飛ばしていただいたことには感謝したい。ただ、就航したばかりなので、もう少し様子を見ていただいてからの判断でもいいのではという思いはある」と述べた。(今井正一)










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