青函フェリー(函館市海岸町、熊坂高社長)の船舶「あさかぜ5号」(1958トン)が25日に最終運航を迎える。同日午前8時10分青森発、午後0時10分函館着が最終便となり、25年にわたる運航を終える。
あさかぜ5号は1998年4月就航で旅客定員は103人。道内と本州を連絡するフェリーでは最古の船舶。現在は1日2往復4便運航し、旅客のほか、貨物を積載。同フェリーのはやぶさ(2949トン、2014年3月就航)、あさかぜ21(2048トン、09年4月)、3号はやぶさ(2107トン、00年9月)の3隻と共に青函を結ぶ交通・輸送網の一翼を担ってきた。
あさかぜ5号と3号はやぶさは、就航から20年以上がたち、船体の老朽化が進んでいることから、21年函館どつく(弁天町)に新造船を発注し、船舶の代替を計画。あさかぜ5号の引退後は、後継フェリーとして4月4日に「はやぶさⅡ」(3000トン)がデビューする。(飯尾遼太)