屋外での飲食やライブの催しを通じて、函館本町・五稜郭地区のにぎわい創出を目指す「第2回五稜郭まちなかオープンテラス」(実行委主催)のメーンイベントが24日、本町周辺で始まった。参加店のテラス席やビアガーデン会場では市民が新型コロナウイルス対策を講じ、飲食を楽しんだ。25日まで。
道路占有の緩和措置を活用した取り組みで、昨年から開催。同日は参加飲食店が店前の歩道にテーブル、いすを設置し、屋外の開放的な空間で食事を楽しむ市民の姿が見られた。
友人5人と「四文屋函館五稜郭店」のテラス席に座った北斗市久根別の公務員、松田祐輔さん(33)は「密を避け、対策を施したうえでの食事は安心感がある。イベントはコロナ禍の飲食店を応援できる、良い取り組み」と話していた。
また、同日からベルクラシック函館、旧五稜郭ガーデンでは道南在住アーティスト14組が出演する投げ銭ライブもスタート。コロナ禍でパフォーマンスの機会が減る中、弾き語りや大道芸などのステージで会場を盛り上げた。
25日も2会場(午後4時~8時)で開催。ベルクラシック函館(午後4時~8時)、旧五稜郭ガーデン(午後4時~9時)、本町市場跡(午後2時~8時)ではビアガーデンも開催する。来場時はマスク着用で、各会場受付で検温・消毒を実施する。(飯尾遼太)