函館市内の飲食店が自慢のメニューを提供するグルメイベント「はこだて食のサマーフェス2021」(函館飲食連合隊主催)が、22日から8月9日まで、はこだてグリーンプラザを会場に初めて開かれる。土、日曜、祝日に計9日間開催する。企画したエムワイプラン(亀田町)の伊藤義彦社長は「新型コロナウイルスの影響で苦境が続く函館の街を、地元の皆さんの力で元気にしたい。頑張っている飲食店を応援する気持ちで、たくさんの人たちに来場してほしい」と意欲を見せている。
同社が昨年立ち上げた宅配代行サービス「函館飲食連合隊『はーこーBoo』」の加盟飲食店を中心に参加を呼び掛け、各週ごとに16店舗が出店。週替わりでテーマを決め自慢の料理を提供する。
22日~25日(午前11時~午後5時)は「提灯横丁」として、居酒屋のフードコートが出現。31日、8月1日(同)は「港町・函館カレー・スパイスフェスティバル」として、カレーやスパイスに特化した店舗が集結。同7日~9日(午前11時~午後9時)は「函館食べ歩き」として、ビールに合うバラエティに富んだグルメを満喫できる。
また、地元企業が一次産品や加工品を販売する函館マルシェも同時開催。特設ステージではダンスや音楽などの楽しいパフォーマンスも披露される。
伊藤社長は「今年は港まつりや花火大会など、恒例の夏のイベントが軒並み中止になる中で、街を盛り上げるきっかけにできればうれしい。多くの地元の企業の協力に感謝している。感染対策を徹底して市民が安心して楽しめるイベントを目指したい」と話している。
入場は無料。感染防止対策として入口と出口はそれぞれ一カ所ずつ設けられ、入場時には体調のチェックを行う。(小川俊之)