北海道新幹線5周年を記念し、弁当専門店「甚兵衛」を運営するロハス(札幌)は18日から、青函トンネル内で熟成した赤ワインを使った弁当「はこだてわいん漬ステーキ弁当」を発売する。
七飯町のワインメーカー、はこだてわいんと共同開発した新商品で、ワインは、はこだてわいんが海面下283メートルの青函トンネル内にある造置所で約1年間熟成させた「年輪」。ワインをステーキ肉の下味や自家製のステーキソースの材料に使用。焼き上げた後のフランベにも使い、柔らかなジューシーな味に仕上げた。
昨年から函館の食材を使った地産地消弁当の開発に乗り出し、今回のステーキ弁当は、函館塩からあげ弁当に続く第2弾。新たなステーキ弁当の開発に向け、はこだてわいんに協力を打診し、昨年9月から試作を重ね、開業5周年を迎える今月26日に間に合うよう商品化した。
弁当はステーキ、ご飯のほか、サラダなども付いて980円(税込み)。このほか、塩唐揚げ入りの函館スペシャル(1100円、税込み)や、おかずを一品加えたヘルシーステーキ弁当(同)、おかずのみ(800円、税込み)も販売する。
ロハスの竹田亘さんは「開業の5周年とともに札幌延伸の応援を込めた弁当。コロナが収束した時には観光客にも味わってほしい」と話している。
取り扱いは、函館市の中道店(中道1)、湯川店(湯川町3)、北斗市の七重浜店(七重浜2)の3店舗で。(鈴木 潤)