菓子製造販売の道南食品(函館市千代台町、石原良太郎社長)は、チョコレートとキャラメルの新商品を開発した。約3年の研究を重ねていずれも食感にこだわった菓子で、北海道の新定番の土産品を目指す。
ホワイトチョコレート菓子「北海道がチチチ」は、フリーズドライした牛乳粉末を使用し、牛乳の味を再現したのが特徴。チョコレート内に空気を含ませる独自の製法により、軽い食感が楽しめる。白さを際立たせるために原料のココアバターを脱色。「乳(チチ)のチョコレート」からネーミングした。
キャラメル菓子「北海道焦がしファッジ」の原料には、道産の白樺樹液を配合。イギリスの伝統菓子「ファッジ」の製法技術を基に研究開発し、焦がしバターの風味を加えて、歯に付きにくいキャラメルに仕上げた。
各パッケージには「北海道のタビノアカシオカシ」と刻まれており、石原社長は「北海道を旅した証明というメッセージを込めた。土産品を通して旅行の思い出を振り返ってもらえれば」と話す。
北海道がチチチは60グラム入りで648円(税込み)。北海道焦がしファッジは、210グラム入りで864円(同)。6月21日から函館市内の土産店などで販売する。
問い合わせは同社(☎0138・51・7187)へ。(山田大輔)