老舗和菓子店の千秋庵総本家(函館市宝来町)で20日、カステラまんじゅう「函館散歩」の新味・ミルクあんの販売が始まった。市内直営4店で購入でき、早速人気を集めている。
函館散歩は北海道新幹線の開業に合わせ、2016年1月にデビュー。函館を代表する菓子になってほしいとの思いを込めており、今では元祖山親爺(やまおやじ)とともに、同店を代表する菓子として親しまれている。
これまで客から函館散歩の新しい味を望む声が多く上がっていたことに加え、道新幹線が来年3月に開業5周年を迎えるのに合わせ、新味を考案。道産牛乳を使ったミルクあんを、道産小麦を使ったカステラ生地で包んでおり、上品な甘さと深いコク、しっとりとした食感が楽しめる。
カステラ生地には、函館ハリストス正教会と金森赤レンガ倉庫、五稜郭の3種をデザインし、函館の土産品に最適だという。
商品は1個税込み120円。5個入りが同660円、8個入りが同1050円。同店は「函館散歩からついに登場した新しい味をぜひ味わってほしい。土産や茶請けなど、どんな場面にもピッタリです」としている。
販売するのは宝来町本店、本通店、丸井今井店(本町)、ハコビバ店(若松町)の4店。(野口賢清)