南北海道を代表する土産品の育成・推奨を目的とした「第64回函館圏優良土産品推奨会」が24日、フォーポイントバイシェラトン函館で開かれた。最高賞に当たる函館市長賞に、久二野村水産(函館市臼尻町)の「縄文のりセット」と、千秋庵総本家(宝来町)の「林檎(りんご)パイ」が選ばれた。
函館市と函館商工会議所、函館国際観光コンベンション協会、みなみ北海道地区観光土産品公正取引協議会の4団体でつくる実行委の主催。例年3月に実施しているが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。今年は農水産品56点、菓子12点、民・工芸品2点の計70点が出品され、観光やモノづくりなど幅広い分野の審査員13人が、パッケージデザインや品質、包装などを審査した。
推奨品は「函館圏優良土産品」として推薦され、推奨品が食品の場合、「正しい表示と包装の土産品」として協議会などが認める認定証シールの使用が認められる。
市長賞以外の受賞商品は次の通り。かっこ内は出品者。
▽函館商工会議所会頭賞=数の子松前・明太子入(不二屋本店)、JR北海道駅名標キャラメル(道南食品)▽函館国際観光コンベンション協会会長賞=紅鮭山わさびこうじ漬(誉食品)、はこだて雪んこ・チーズ(カドウフーズ)▽みなみ北海道地区観光土産品公正取引協議会会長賞=いかたまらん(笹川)、ながまれ号きびだんご(道南いさりび鉄道)、兵さんの木彫り熊(函館空港ビルデング)▽奨励賞=社長の太鼓判(布目)、函館生ラーメン岩塩入り塩味(日の出製麺)、明太しゅうまい(函館タナベ食品)、北海道ボルシチ(五島軒)、函館チョコレート最中・いか五郎商店(はこだて柳屋)(野口賢清)