道内の人気グルメを集めた「北海道グルメマルシェ」が11日、丸井今井函館店(本町)7階催事場で始まった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、同店で約4カ月ぶりとなる食品催事。待ちわびた市民らが足を運び、目当ての品を買い求めた。17日まで。
実演を伴う食品催事は、2月以来約4カ月ぶり。全国各地で物産展中止が続く中、北海道の食を応援しようと企画した。感染対策として、通路などを広めに取り、各店に飛沫防止シールドを設置し、試食や試飲サービスも見合わせている。
道南を中心に6社が出展。木古内町のはこだて和牛コロッケ、長万部町のかにめし、奥尻町の粒ウニ、函館市の塩ザンギ、白老町の白老牛ステーキ、むかわ町のシシャモなど、各地の自慢の味がずらりと並び、調理の実演も行われた。
市内の山崎和雄さん(71)は「普段から催事を楽しみにしている。出店数が少ないのが残念だが、再開してよかった」と笑顔。同店営業統括部営業政策担当の山田睦さん(40)は「これからも道産品を紹介する機会を作っていきたい」と話していた。
午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。(早坂直美)