「ピロシキ博2019」から誕生した「はこだて焼きピロシキ」の販売が15日、丸井今井函館店地下1階不二屋本店で始まった。地元の高校生らが考案した個性豊かなオリジナルピロシキが並び、市民らが買い求めた。21日まで。
3月に函館市内で初開催された「ピロシキ博」では、オリジナルレシピコンテストに6グループが参加。地元パン店などの製造で16種が商品化され、初日は全種類が店頭に並んだ。試食も提供された。
市立函館高校料理部考案の「麻婆(マーボー)ポテト」、函館大学ピロシキ研究所考案の「魯肉飯(ルーローハン)」などを購入した藤田諒さん(22)=道教育大函館校4年=は「いつも食べているピロシキと違って面白い。期間中また来たい」と話していた。
はこだて焼きピロシキ協同組合(ソユーズはこだて焼きピロシキ)の北見伸子代表は「高校生や大学生の自由な発想や遊び心が面白い。さけとば、さきいかなど、私たちには思い浮かばない食材で函館らしさを表現している。いろいろな味を楽しんでもらいたい」とPRしている。
価格は200円~300円(税別)で、各日数種類を個数限定で販売。18日には全種類が登場し、レシピを考案した高校生や大学生が販売を手伝う。(早坂直美)