イベント企画の「スパイス」(東京都)がプロデュースした函館真昆布使用のクラフトビール「YOROKOBU PALE ALE(ヨロコブペールエール)」が26日から販売される。同社は「シーフードとの相性もよく、食事のシーンを選ばず味わえる」とする。
函館出身者らで創業した同社は「地域の魅力を発信することで、土地への恩をつなぐ」との思いから、函館の原材料を使ったビールづくりを企画。八島商店(函館市元町)の協力を受け、マコンブの加工時に出る切れ端を原材料とし、徳島県の醸造メーカー「スペック」に製造、販売を委託した。
同ビールは「喜びを分かち合いたいときに飲んでほしい」との願いを込めて、喜ぶとコンブをかけ合わせて命名した。味はホップやモルトの豊かな香りが特徴で、ほのかなコンブのうまみと風味が楽しめる。アルコール度数は5度で、330ミリリットル(オープン価格)。商品はスペックが運営する「RISE&WIN Brewingオンラインストア」や、ネットショップ「道南地元市場」などで購入が可能。
また同ビールの販売を記念し、函館市大町2の旧大町カザマスキーにて食のイベント「ローカルフードラボ」を開催する。ヨロコブペールエールが味わえるほか、地元食材を使ったおつまみなどが味わえる。予約は不要。イベントは26~30日の期間限定で、午前11時半~午後3時と同5時~同9時。26日のみ同5時から。(野口賢清)