日本野菜ソムリエ協会(東京)主催の「調味料選手権2017」の「素材が引き立つ調味料部門」で、土産品卸・販売の不二屋本店(函館市西桔梗町、名取明彦社長)のドレッシング「五島軒 大地のサラダソース 山わさび」が道南企業の商品で初めて最優秀賞を獲得した。
同選手権は11月3日の「調味料の日」に合わせて毎年開催。今回は一次の書類審査を通過した58品の中から、調味料マイスターの資格保有者が食味、ご当地性、ストーリー性などの視点から20品を選出し、一般の400人による投票で3部門の最優秀賞を決めた。
「五島軒 大地のサラダソース」は、函館市末広町の老舗レストラン「五島軒」の山本庸子料理長が監修したドレッシングで、昨年6月に「山わさび」「トマトとバジル」「たまねぎ」の3種類を発売した。
受賞した「山わさび」は道産の牛乳をベースにマヨネーズでコクを加えており、審査員からは「山わさびの辛さとクリーミーな味わいが良い」「野菜、肉、魚にも合う」「白いドレッシングは珍しくピリリと大人な味わい」などの高い評価を受けた。
現在、同社ではシリーズ第2弾の開発を進めており、営業部の渡部宏幸部長は「多くの方に選んでいただき光栄に思っている。これからも地域の食材にこだわった商品を開発し、北海道や函館を全国に発信していきたい」としている。
価格は各660円(税抜き)。市内のデパートや五島軒の直売店、JR函館駅、函館空港、津軽海峡フェリーターミナルなどで販売している。問い合わせは不二屋本店(0138・49・5175)へ。(金子真人)