食品スーパーの道南ラルズ（北斗市追分３、今野伸社長）が販売するほたて松前漬けにぎり飯（税込み２６８円）が、今年度の「お弁当・お総菜大賞」（全国スーパーマーケット協会主催）のおにぎり部門で優秀賞に輝いた。
　同大賞は一定期間内に販売した実績がある商品に限りエントリーが可能で、今回は２０２３年１０月１日から２４年９月２０日までが対象。「スーパーマーケット」と「専門店・ＣＶＳ（コンビニエンスストア）他」の業態別に分かれ、弁当や総菜、サラダ、パン、スイーツなど１１部門について、一次（書類）審査や最終（実食）審査を行い、おいしさやテーマ、見た目やオリジナリティ―などを審査した。
　同協会によると、今年は約１万５０００点のエントリーがあり、その中から最優秀賞（１１部門・２業態ごとに１商品）、優秀賞（同３商品）、特別賞、入選を決定。道南ラルズは今回、おにぎり部門での優秀賞１品に加え、総菜部門で「３種昆布だし玉子焼＆もろみ醤チキン」（同４３０円）、パン部門で「お赤パン」（同１７１円）の２品が入選に選ばれた。
　ほたて松前漬けにぎり飯は、人気商品の一つである生珍味のホタテ入り松前漬けを使用。ホタテやスルメイカ、マコンブ、ガゴメコンブ、カズノコといった海産物をぜいたくに使った一品で、さらにホタテを１個トッピングし、味だけでなく手軽さや見た目にもこだわった。
　同社商品部水産バイヤーの林翔太さんは「受賞はとても喜ばしく、また今後に向け励みになる。おいしいを大前提に、新たな商品開発を目指していきたい」とし、さらなる新商品の開発に向け「地元食材を使った商品を拡大したいと考えており、ぜひ意見やアドバイスなど、お声がけいただきたい」と話している。（野口賢清）