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非常用保存館缶詰を共同開発へ 五島軒と函館脳神経外科

 老舗洋食店の五島軒(若山豪社長)は25日、函館脳神経外科病院(妹尾誠院長)と共同で、災害時のために食料として備蓄しておける非常用保存缶詰の開発を始めると発表した。同社は今後、病院職員の意見を参考に、健常者と病床者といった違いや、高カロリー、アレルギー対応などを含めた非常用缶詰の開発に着手する。
 同病院は災害時に備え、職員向けに食料の備蓄に取り組んでおり、フードロスの観点から保存期限が近付いたものは、職員に配って消費していた。今年に入って同病院から五島軒の缶詰なら、ローリングストックとしておいしく消費できるのではないかという声が挙がったことがきっかけとなり、今回の商品開発がスタートした。
 商品開発に先立ち同日、同社が同病院に「イギリス風カレー」「ハヤシビーフ」「ボルシチ」の3種の缶詰約220缶を提供した。今後はこれら缶詰を食べた病院職員からの意見を取り入れ、非常用缶詰としての運用を想定した商品の完成を目指す。
 妹尾院長は「患者の中には飲み込みが苦手な方や、缶を開けるだけの力がない方もいる。ただ緊急時を想定すると、高カロリーであることは絶対条件。数日間キープできるようなボリュームと飲みやすさ、食べやすさは必要だと感じる」とした。若山社長は健常者がおいしく食べられる缶詰を前提とした上で「アレルギーなどに対応した缶詰といったように、さまざまな意見を踏まえ運用法を検討していきたい。災害はいつやってくるかわからないのでなるべく早期に、できれば来年には完成を目指したい」と話している。(野口賢清)










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