新都心五稜郭協議会(中野恒会長、会員47団体)の創立50周年記念祝賀会が9月26日、マリエール函館で開かれた。会員や来賓ら約50人が出席し、半世紀の節目を盛大に祝うとともに、地域の発展に向けた決意を新たにした。
同協議会は、本町・五稜郭地区の経済振興や文化発展を目的に1968年に発足。地域に根差したイベントの開催や地域商業の活性化に向けた各種事業を展開している。
祝賀会で中野会長は、地域の活性化に向けたまちづくりプロジェクト「やっぱり五稜郭」や「五稜郭築造150年祭」など、これまでの活動を振り返り「皆さまのご支援のもと、50周年を迎えることができた。近年は会員も少なくなっているが、今後も本町・五稜郭地区、函館の成長に向けて活動を推進していきたい」と決意を語った。
来賓を代表して函館市の片岡格副市長が「50年間にわたって多彩な活動を展開し、地域の振興発展に多大に寄与されてきたことに深い敬意を表する。今後も五稜郭地区のさらなる活性化のけん引役として活躍を期待している」と祝辞を述べた。
その後、渡島総合振興局の小田原輝和局長の音頭で乾杯し、クラシックギター奏者の隅田久雄さんの演奏やビンゴゲームなどを楽しみ、親睦を深めた。また、祝賀会に先立ち、函館の歴史を学ぼうかいの茂木治さんによる記念講演や初代会長の小柳忠三さんの功労者表彰も行われた。(金子真人)