来年１月末に閉店するＪＲ函館駅前の老舗百貨店「棒二森屋」は、本館とアネックスをつなぐ４階連絡通路に、大型のメッセージボードを設置した。来店客に同店との思い出などを書いてもらい、スタッフが同店のロゴマークの形などになるよう貼り付けている。
ボードは縦１・８メートル、横４・５メートル。ボードの横に７センチ四方の赤と青の紙が用意されており、来店客が「さみしいけれど今までありがとう」「５０年前にお年玉を持っておもちゃを買いにきました」「父と母がここで知り合い結ばれました」などと、思い出や感謝の言葉をつづっている。
４日に設置し、１９日時点で約２００枚が貼り出されている。同店担当者は「予想以上にメッセージをいただき、２つ目のボードの設置も検討している。地域の皆さまに長年支えられてきた感謝の気持ちを改めて感じている」としている。（金子真人）
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