棒二森屋(函館市若松町17)に24日、日用品小売りの東急ハンズ(東京)の期間限定店舗「トラックマーケット」が出店することが14日、分かった。2日から全店をあげて展開している「駅前進出80周年記念祭」につながる企画の一つで、東急ハンズが持つ魅力などを追い風に、同店をにぎわいの拠点としてJR函館駅前地区へのさらなる集客を図る。
トラックマーケットが入居するのは、現在婦人服などを展開している本館2階フロア。売り場面積は約300平方メートルとなる予定で、24日から1年間の期間限定営業となる。
トラックマーケットは、大都市などで出店する従来の同社の業態とは異なり、地方中規模都市を対象に期間限定、短期FC(フランチャイズ)形態で展開する小型の雑貨店。過去には2012年4月に、駅前の旧和光ビルに出店している。
同店は昨年9月、アネックス館2階に道南初出店となる輸入生活雑貨の「ミニプラ」をオープンさせるなど、テナントの大胆な入れ替えを行いながら、あらゆる世代が集まる売り場改革に取り組んでいる。
最近では03年から同店アネックス館4階に入居していた無印良品が12日で撤退したことから、同フロアに入る次のテナントに注目が集まっている。同社は「現在5月下旬までのオープンを目指し、詰めの交渉を行っている段階。具体的なことは何も話せない」としながらも、6月までに同フロアに新たなテナントを呼ぶ計画があるとしている。
また、同店では80周年記念祭として20日まで「第59回全国うまいもの味めぐり」を実施しているほか、22日からは全館理由ありバーゲンを予定している。(野口賢清)