【北斗】人気漫画「北斗の拳」(原作・武論尊、作画・原哲夫)の登場キャラクターがパッケージに描かれた北斗産米「ふっくりんこ」の市内先行販売が15日、JR新函館北斗駅構内の「ほっとマルシェ おがーる」で始まった。北斗産品と「北斗の拳」とのコラボレーションは初めて。
発売されたのは、精米の「ふっくリンこ」と玄米の「種もみじいさんに捧げる玄米」の2種類。ともに300グラム(2合)で、税込み540円。
「ふっくリンこ」は、主人公ケンシロウとともに旅をし、後にヒロインとして成長する主要キャラクターの少女「リン」がユニークなメッセージとともにパッケージに描かれている。「種もみじいさん」とは、第1巻に登場し、食糧難の村のために種もみを手に入れるも悲劇的な命運をたどる、インターネット上など一部で人気のキャラクター。
これまで作者原案のパロディー漫画「北斗の拳イチゴ味」と市内の老舗菓子店の「末廣軒」がコラボした「いちご饅頭」が発売されているが〝本家〟とのコラボ商品は初めて。
企画・販売する澤田米穀店の澤田導俊専務が約1年かけ、作者ら関係者にふっくりんこを送り味わってもらうとともに、パッケージデザインなどの打ち合わせを続けてきた。澤田専務は「念願のコラボ商品が実現できてうれしい。ふっくりんこが全国に広がるきっかけになれば」と話している。(大谷健人)