江差信金と函館信金が合併発表(1月)
江差信用金庫と函館信用金庫が対等合併すると発表した。新名称は公募によって「道南うみ街信用金庫」に決まり、来年1月23日から新たなスタートを切る。スケールメリットを生かして効率性を高め、強固な経営基盤を構築するのが狙い。
北斗星が北斗にお目見え(1月など)
昨年ラストランを終えた
JR寝台特急「北斗星」の客車を、北斗市の市民有志による任意団体が旧茂辺地中学校グラウンドに移設する計画を進め、実現。客車2両のお披露目セレモニーが7月、現地で開かれた。道内各地をはじめ、関東や東北からも多くの鉄道ファンが駆け付け、″新生北斗星〟の門出を祝った。
市、訴訟で大間原発の具体的な問題点主張(1、4、7、10月)
函館市が2014年4月に国や電源開発(東京)を訴えた大間原発建設差し止め訴訟は、1年間で4回の口頭弁論が行われた。市側は原子力規制委員会が定めた新規制基準、電源開発の火山や竜巻に対する想定に不備があると指摘し、一貫して建設差し止めを求めた。
「函館いか踊り」作曲者が死去(2月)
「函館いか踊り」の作曲者で、音楽プロデューサーの高橋徹(あきら)さんが、大腸がんのため埼玉県内の病院で死去した。享年60歳。いか踊りをレコード化して市民に広め、毎年8月の港まつりでは自由参加の盛り上げ役として、多くの市民に親しまれた。
北斗市誕生10周年記念式典(2月)
旧上磯、大野両町が合併してできた北斗市の誕生10周年を祝う記念式典が市総合文化センターで開かれた。市民や来賓ら約200人が出席し、北海道新幹線開業効果を生かした郷土の発展に努めることを誓った。高谷寿峰市長は式辞で「今年は新たな北斗市を創生していくスタートの年としなければならない」と決意を述べた。
函館でも安保関連法施行に反対デモ(3月)
集団的自衛権の行使を柱に自衛隊の活動範囲を拡大する安全保障関連法の施行を受け、函館市内で「戦争をさせない道南総がかり行動」による緊急集会が開かれ、200人が参加するデモ行進が行われた。「戦争法は今すぐ廃止」などとシュプレヒコールを上げながら、大門から函館駅前まで続いた。
在来線列車「はまなす」など廃止(3月)
北海道新幹線開業に伴い、青函トンネルを走行する在来線列車が廃止された。中でも急行「はまなす」(青森-札幌)は、JR最後の急行で、札幌-函館を深夜帯に移動できることで親しまれていた。最終列車の札幌行きは、函館駅で約800人が集まり、別れを惜しんだ。
北海道新幹線開業(3月)
北海道新幹線新函館北斗―新青森間(149キロ)が開業した。青函トンネル起工2年後の1973年に整備計画が決まってから43年。新幹線が津軽海峡を越えて北の大地を初めて駆け抜け、北海道の歴史に新たなページを刻んだ。新動脈の誕生で、新函館北斗駅から鹿児島中央駅まで全長2150キロが新幹線のレールで結ばれた。新函館北斗駅と木古内駅では、一番列車の出発に合わせて式典が行われたほか、道南各地で新幹線開業を記念したイベントが繰り広げられ、待ち望んだ新幹線時代の到来を盛大に祝った(写真は代表撮影)。
ファイターズ2年ぶりの函館戦(5月)
プロ野球公式戦北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズが2年ぶりに函館で行われ、1万人を超えるハム戦士応援団が集結。延長戦の末、1―2でファイターズは敗れたが、白熱した試合に大歓声が起こった。
行方不明の小学生を無事保護(5、6月)
5月28日夕方から、七飯町の駒ケ岳山麓で親のしつけとして置き去りにされていた、小学2年の男児=当時(7)=が6月3日早朝、遭難場所から10キロ離れた鹿部町内の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の小屋で無事保護された。自衛隊によると、男児は小屋にあったマットレスにはさまって過ごし、水道の元栓を自力で開けていたという。水が飲めたことで、幸いに助かったとみられる。
函館西高、函館稜北高19年度に統合へ(6月)
道教委は、2017年度~19年度の公立高校の配置計画案を公表し、函館西高校と函館稜北高校を19年度に統合する方針を示した。校舎は函館西高を使用し、1学年6学級(定員240人)で開校する。函館稜北は普通科3学級、函館西は17年度に1学級減で普通科3学級となる。
函館で初のフルマラソン開催(6月)
北海道新幹線開業を記念し、「2016函館マラソン」が開催された。フル・ハーフの同時開催で、フル3663人を含む計約8000人のランナーが参加し、函館ならでは美しい海岸線や風光明媚な街並みを楽しみながら力走した。ゲストランナーには俳優の石原良純らが出場し、花を添えたほか、休憩ポイントにはメロンや海鮮丼などの味覚も用意され、人気を集めていた。
函館市南茅部地区で道南最大の震度6弱(6月)
函館市川汲町で、道南で最大となる震度6弱を観測する地震が発生した。震源は内浦湾でマグニチュードは5・3。同町の女性(82)が頭にけがを負ったほか、臼尻町の南かやべ漁協の2階ホール天井が4カ所落下。市縄文文化交流センターでは、国宝の「中空土偶」は免震装置が機能して無事だった。
町立松前病院で院長が退職(6月、7月)
町立松前病院(100床)の木村眞司院長が6月、石山英雄町長に辞職願を提出した。病院の地方独立行政法人化をめぐり町、院長と町の間に進め方の相違があったことが背景にあるとみられる。木村院長は石山町長の慰留に応じず、7月末で退職した。他の常勤医も退職し、7人いた常勤医が10月以降は4人となった。
コンサドーレ、5年ぶりの函館開催で快勝(7月)
J2リーグの北海道コンサドーレ札幌対横浜FCが函館市千代台公園陸上競技場で行われ、札幌が5-2で快勝した。函館で5年ぶりとなった札幌のホームゲームには1万442人が集まり声援を送った。〝キング〟こと横浜FCの三浦知良も出場大いに盛り上がった。