【松前】松前藩屋敷の水路をアジサイの花で埋め尽くすイベント「浮き紫陽花(あじさい)」が20日、始まった。太陽に照らされて輝く色とりどりの花で多くの来館者を楽しませている。28日まで。
北海道まつまえ観光物産協会(工藤夏子会長)の主催で2020年から継続。19日に紫や青、ピンクなど色合いが異なるアジサイ2500個を浮かべた。
来場者はお気に入りのアングルを探してスマートフォンのカメラを向けたり、アジサイを背景に持参したアクリルスタンドを撮影する姿も。橋の近くにつるされた風鈴の音やセミの声が夏らしさを与え、来場者に安らぎのひとときを与えている。
また、町内では城下通り周辺など町中心部の25店が参加して「花手水競べ(はなちょうずくらべ)」を開催。参加事業所の軒先にアジサイの花が飾られ、お気に入りへの投票を呼び掛けている。
函館市から祖母と母の3人で来場した函館大谷幼稚園年長の福井陽和心(ひなこ)ちゃん(5)は「(アジサイは)いろいろな色があってかわいかった。紫色が好き」と喜んでいた。
28日まで。22、26日に花を入れ替える。午前9時~午後5時(最終入館午後4時半。ライトアップを行う27日は午後9時まで(同午後8時半)。入館料は大人360円、中学生以下240円、ペット同伴可。問い合わせは同協会(0139・42・2726)へ。(今井正一)