函館市は29日からの春の大型連休に合わせて、市内に観光案内所を設置する。北海道新幹線開業に合わせた取り組みの継続で、JR函館駅、五稜郭タワー、金森赤レンガ倉庫に設置。五稜郭公園では箱館五稜郭祭実行委員会による「五稜郭おもてなし隊」が観光客を出迎える。
観光案内所は29日以降、5月8日まで毎日開設(金森赤レンガ倉庫は2、6日を除く)。新幹線開業後、函館駅ではボランティアスタッフが毎日活動しているが、観光客から交通機関案内や駅周辺の見どころを聞かれるケースが多いという。今月24日まで土、日曜日に活動した、ペリーや土方歳三らの衣装を身にまとった「幕末衣装隊」も好評だった。
29日からは五稜郭公園に「おもてなし隊」が登場。新幹線開業記念のおもてなしと箱館五稜郭祭当日(5月21、22日)のPRを兼ねた活動で、築造150年祭が行われた2014年以来となる。
活動日は5月8日までの毎日と、五稜郭祭当日を除く5月の土、日曜日の午前9時半~午後3時半。箱館戦争をイメージした幕末衣装に身を包んだボランティアと観光ボランティアガイド「一會の会」のメンバーらが箱館奉行所前などで、観光客との記念撮影や五稜郭の歴史解説に応じる。
市観光部観光推進課は「新幹線開業後、市内の観光地は例年の同時期と比べて人出が多くなっている。お出迎えの態勢を整えて連休を迎えたい」としている。(今井正一)