昨年１１月から冬季規制されていた函館山登山道（道道立待岬函館停車場線、３・６キロ）が１５日午前１１時に開通した。時折雨が降るあいにくの空模様だったが、登山口ゲート前には待ちわびた市民や観光客の車１３台が列を作り、春の函館山を満喫した。
昨年に続き、市富岡町３のパート従業員、江口光一さん（５６）が今年も一番乗り。午前３時から並んでいたといい、「無事に一番になれた。函館を象徴する函館山に誰よりも先に車で登れることがうれしい」と笑みを浮かべた。
また、開通前には函館西署や函館市市民部交通安全課などの約１０人が「ダメ！飲酒運転」と書かれた旗を掲げて啓発するなど、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。同署交通課の目時務課長は「カーブが多くて危険なので、安全運転で観光を楽しんでもらいたい」と話す。
同区間は２４日まで終日通行できるが、２５日～９月３０日は午後５時～同１０時、１０月１日～１１月１２日は午後４時から同９時の間マイカーの通行が禁止される。（北川隼夢）
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