JTB北海道事業部函館オフィスの日帰りツアー「レストランバスで行く ひやま日帰りモニターツアー」が、15~19日の5日間行われた。函館を中心に102人が参加し、ジャガイモ収穫体験などのほか、桧山管内の新鮮な食材を味わった。
桧山7町連携事業の一環。網走バス(網走市、小澤友基隆社長)の協力で、キッチンを備えた2階建ての観光バス「レストランバス」(乗客定員25人)を運行し、札幌市の「バールブリオ」のシェフ・根田和也さんがメークイン、サケ、アワビ、はちみつなど地元の食材を使ったイタリア料理を振る舞った。
レストランバスは大阪市の高速バス会社「WILLER(ウィラー)」が開発。全国で3台、道内は1台のみ。1階にキッチンを備え、2階の対面式の客席で景色を楽しみながら出来たての料理を味わうことができる。道南では今年4月に次ぐ2回目の運行。
厚沢部町でジャガイモ収穫、乙部町でホタテ磨き、上ノ国町でかたこもちづくり、江差町で歴史街散策などの体験メニューも用意。函館市から参加した岩井晋吾さん、都さん夫妻は「普段見慣れている景色が全く別なものに見えた。各町の食材を使用した前菜がおいしかった。また参加したい」と話した。
企画したJTB北海道事業部函館オフィスの塩地和也リーダーは「地域の景観を楽しむことに加え、地元の食材を使った食事、農業・漁業などの体験、生産者や地域住民との交流など、地域に点在する魅力を組み合わせて楽しむレストランバスを活用し、今後も観光振興につなげていきたい」と話していた。