【知内】町の2大特産品カキとニラを堪能できる人気イベント「2016年しりうち味な合戦冬の陣 カキVSニラまつり」(実行委主催)が21日、町内の2会場で開かれた。町内外から約9000人が訪れ、新鮮な農水産物を使った数々の料理に舌鼓を打った。
旬を迎える特産品を多くの人に味わってもらおうと毎年開催している。町中央公民館会場では、殻付きカキやむき身、知内産ニラ「北の華」を安価で提供。長い行列ができ、箱ごと購入する客も見られた。屋外では自ら調理できる焼きガキを食べようと多くの客が並び、予定より30分以上早くオープンした。
町スポーツセンター会場では「カキの味噌焼き」「ニラ入りチヂミ」「ニラとじそば」「カキ入りカレー」「カキニラピザ」など約20種類の創作料理がずらり並んだ。この日販売と料理に使ったカキは約6万2500個、ニラは約2万束だった。
毎年訪れるという函館市の主婦工藤洋子さん(66)は「蒸しガキもニラ入りの料理も全部おいしかった。カキもニラもたくさん買ったので、親戚に配りたい」と笑顔を見せた。(斎藤彩伽)