道南と青森でまちおこしに取り組む女性たちのグループ「津軽海峡マグロ女子会(通称・マグ女(じょ))」が10月1日~11月15日、青函の各地域で多彩な観光プログラムを展開する「セイカン●博覧会」を開催する。北海道新幹線開業を契機に、津軽海峡圏の周遊観光を盛り上げたい考えだ。
同会のメンバーは道南と青森合わせて68人。飲食店経営者、銀行員、自治体職員など、さまざまな職種の女性で構成する。
同博覧会は、期間中にそれぞれの地域のメンバーが企画したプログラムを展開し、地元の文化、歴史、グルメなどを発信する。木古内町ではメンバーがガイドするまち歩きや寒中みそぎの体験、青森県五所川原市では地元マグ女お薦めの店をはしごする「ほろ酔い散歩」など、各地で50~60のプログラムを用意する。
3月7、8の両日には、同博覧会のPRとともに新幹線開業を盛り上げようと、メンバー8人による「マグ女が勝手に盛り上がる! 北海道新幹線あっためキャラバン」を実施。新幹線駅が置かれる青函4市町などで地域の魅力を発信する。7月1~10日には、大型観光企画「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(DC)」の特別企画として、同博覧会のプレイベントも開催する。
道南側のリーダー、杉本夏子さんは「新幹線は開業してからが本番。10年、20年と継続できる活動で青函を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。(金子真人)(注:●はハートマーク)