3月26日に開業する北海道新幹線新函館北斗駅の2階自由通路に、日本を代表する彫刻家でデザイナーの五十嵐威暢(たけのぶ)氏=多摩美術大学名誉教授、滝川市出身=による大沼や駒ケ岳などを表現した手吹きガラスの大型パブリックアート「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」が飾られる。
五十嵐氏の作品はニューヨーク近代美術館をはじめとする世界35カ所以上の公立美術館に永久保存され、道内ではJR札幌駅の「星の大時計」や滝川市にある高さ21メートルの鉄の彫刻「ニョキニョキ」などを手掛けた。
同駅に設置されるのは、大沼・小沼や駒ケ岳、北斗市の花マリーゴールドなどを表現した5作品。端から端まで約16メートルあり、計420枚のガラスが使われる。
JR北海道は3月19日に同駅で設置セレモニーを予定しており、五十嵐氏や高橋はるみ道知事、高谷寿峰北斗市長らが出席する。(金子真人)