北海道新幹線とクルーズ船「にっぽん丸」(2万2472トン)を組み合わせた「函館市民クルーズ」が24、25の両日、1泊2日の日程で行われた。40人が新幹線と船上での″極上の旅〟を楽しんだ。
JTB北海道函館支店が企画し、旅行代金1人4万4000円というお得な旅で「予想以上に反響が大きかった」(市港湾空港部)という。
一行は24日に新函館北斗駅を新幹線で出発し、盛岡駅で下車。岩手県宮古港まで移動し、同港からにっぽん丸に乗船。25日午前9時に函館港西埠頭(ふとう)に入港した。函館のボランティアグループ「カムカムの会」(石塚大代表)のメンバー10人がそろいの黄色い法被を着て出迎え、写真撮影などに応じた。
妻と参加した函館市昭和3の団体職員、福井隆市さん(65)は「料理もおいしく、快適な船旅だった。1泊ではもったいない」と話していた。にっぽん丸は西埠頭で全乗客331人を降ろし、午後4時に新潟港へ向けて出港した。(山崎大和)