【森】海と食、地域課題を考えながら新しい旅の形を模索する「海と旅モニターツアーin道南」が、このほど初めて開かれた。10~20代の9人が参加、ウニ捕り体験などを通じて海洋環境について考えた。
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、9日に初開催。北大水産学部生、立教大学観光学部生、東京都内の社会人と有識者が参加し、一般社団法人海と食文化フォーラムが企画、運営を担った。
この日は森町の掛澗漁港から漁船に乗り込み磯焼け現場を視察。ウニ捕り体験をした後、七飯町東大沼の流山牧場に移動し、捕獲したウニと森町で採れた魚を自らさばき、調理に挑戦。その具材で海鮮丼を作って食べた。その後、八雲町でウニの養殖場を見学し、研さんを深めた。
参加した立教大4年の小河恵美里さん(22)は「漁船に乗ったのも初めて、魚をさばいたのも初めてで、とても貴重な体験をさせてもらった。観光について学んでいるので、とても参考になった」と話していた。(北畠妙子)