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イカ不漁、ニシンで乗り切れ トナミ食品が加工品製造へ

 【北斗】水産加工品製造卸販売の「トナミ食品工業」(北斗市追分4、利波英樹社長)は刺身用に加工したニシンなど、ニシンを使った新たな加工品の製造、販売に本格的に乗り出す。同社が製造する加工品のうち、主力魚種のスルメイカで近年不漁が続いていることから、取り扱う魚種を増やしイカの原材料不足や価格高騰を乗り切る。
 イカが不漁な一方、道東でニシンが豊漁であることに着目し、昨年11月ごろから新商品の開発に着手。ニシンの加工品といえば干物にした「身欠きニシン」が広く知られているが、同社では下処理加工や切り身加工などのノウハウを生かし、刺身用に加え薫製とかば焼きの本格製造に乗り出す。
 ニシンは刺身用と薫製に道東産、かば焼きにはロシア産の餌を探して回遊する索餌系を使用する。同社ではサンマの取り扱いもあったが、ニシンを加工するための機械を持っていなかったため、約1000万円かけて新たに導入した。
 ニシンはサンマと比べ小骨が多いが、「刺さるような骨ではないので全く気にならない」と利波社長。同社が持つ飲食店や業務向けといった販路を活用するほか、商談会を通じて道内の量販店をはじめ、全国へと売り出していく。「ニシンは北の魚というイメージがあるので、北海道ブランドを押し出してPRしていく」という。
 ニシンを使った商品は今後、個人向けに同社敷地内にある工場直営店などでも販売していく予定だ。利波社長は「身欠きニシンとは違うニシンの食べ方を定着させたい」と話している。(野口賢清)










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