【七飯】大沼国定公園に早春の訪れを告げるミズバショウの花が、湖畔周遊道路沿の湿地帯で咲き始めた。大沼・小沼では湖面を覆う氷が残っている箇所もあり、季節の変わり目を感じさせている。
ミズバショウはサトイモ科の多年草。純白の部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変形したもので、中に円柱状の花が咲く。
今冬の大沼の降雪量は270センチで平年の約6割程度だったが、3月中旬に降った雪や同下旬に気温が下がったため、開花している数はまだわずか。公園内で群生が見られるには2週間程度かかる。(山崎純一)