映画やCMに出演し、SNSで人気の函館在住、柴犬コウちゃんのオモロかわいいシバ写真画報「柴犬コウちゃんの女子道入門」(文藝春秋)が22日、出版された。飼い主の井口省三さん(55)と亜矢子さん(42)夫妻は「溺愛している飼い主から皆さまへコウの日常をおすそ分けし、少しでも笑顔になってもらえたら」と話している。
柴犬コウちゃんは2011年9月3日、静岡県で生まれた雌の10歳。井口家は同年10月21日に迎え入れた。
12年7月頃から、撮影した写真のアルバム代わりとして、インスタグラムやツイッターでのSNS投稿を開始。インスタグラムのフォロワー数は9万5000人に上り、人気を集めている。これまで映画「草の響き」や、国内大手企業などのCMのほか、道内ローカル番組など多くのテレビ番組に出演。東京や大阪、韓国、台湾、米ニューヨークなど、国内外からコウちゃんに会うため訪れる人もいるという。
書籍は「コウのいる日々」と題したエッセイと共に飼い主との旅行や日常生活など10年間の思い出を綴った癒しの写真を掲載。井口さん夫妻は「『♯そうだ函館行こう』のタグで函館をPRしている。新型コロナウイルス禍が収束し、多くの観光客が戻ってくるよう皆で盛り上げていきたい」と話している。
単行本(ソフトカバー)、125ページ。書店で購入可。1727円。インスタグラムアカウント@koh0903。(木村京子)