気象庁によると、16日午前9時現在、函館市や噴火湾沿岸、渡島西部4町を含む太平洋沿岸地域に津波注意報が、桧山4町を含む日本海からオホーツク海沿岸に津波予報(若干の海面変動)が発令されている。高さは0・2メートル未満。
函館市では16日午前1時5分ごろと同2時40分ごろに最大30センチの津波が観測された。市は同0時半から、津波で不安を感じる市民向けに市役所本庁舎8階を開放しているという。同7時には防災無線を通じて人的、物的被害はないと発表した。市は引き続き海岸や河口付近に近づかないよう呼び掛けるとともに、情報収集に努めている。