昨年１１月９日から冬季通行規制されていた函館山登山道（道道立待岬函館停車場線、約３・６キロ）が、１２日午前１１時に開通した。雲一つない快晴のもと、登山口ゲート前にはこの日を待ちわびた市民や観光客の車１９台が列を作り、春の函館山を満喫した。
今年の第１号は、午前４時から開門を待っていたという函館市富岡町３、パート従業員の江口光一さん（５７）。４年連続のトップとなる江口さんは「コロナ禍で、イベントや函館に来る観光客も少ない。山頂からの美しい景色を見てコロナ収束を祈願したい」と話した。
この日は、函館西署や市市民部交通安全課など関係５団体から約１０人が参加し、「ダメ！飲酒運転」などと書かれた蛍光色の旗を掲げて安全運転を啓発。また、ドライバーにはチラシや夜光反射材のほか、携帯用のアルコールジェルも配り、感染対策の徹底も呼び掛けた。
同区間は２４日まで終日通行可能。２５日～９月３０日の午後５時～同１０時、１０月１日～１１月７日の午後４時～同９時はマイカーの通行が禁止され、１１月８日午前１１時に冬季閉鎖を予定している。（長内宏人）
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