【七飯】大沼付近では春の訪れを告げるミズバショウが咲き始めた。東大沼多目的グラウンド(トルナーレ)近くにある湿地では純白の葉が多く見られ、穏やかな日差しを受けて輝いている。
ミズバショウはサトイモ科の多年草。白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる変形したもので、その中に円柱状の花を咲かせる。今年の大沼は降雪量が299センチと平年(560センチ)の53%と少なく、3月に入り気温が高く推移し雪解けが進み、例年よりやや早い開花となった。
大沼公園周辺では湖畔周遊道路の軍川側、国道5号、JR函館線沿いで群生が見られ、例年4月中旬に見ごろを迎える。(山崎純一)